みずメモ! HSPで在宅ワーカーな主婦のブログ

30代主婦・子ども2人。完全なるHSP(highly sensitive person)。仕事はSEOライター兼自信のないWEBディレクター。自然派になりたい中途半端ママ。子育てやHSPのことを中心に、おすすめグッズ・本のレビューまであらゆるお役立ち情報を発信していきたいと思います!

子どもの「考える力」を伸ばすためにできることは?ついつい親がやりがちなNG行動

こんばんは★

我が家には5歳の娘がいます。彼女は前髪を伸ばしていて毎朝編み込みをしてオデコを出すスタイルのが定番なのですが・・・

先日、お風呂に入る際に編み込みをほどこうとしたら絡まって取れなくなってしまったらしいんです。

私は先に息子とお風呂に入っていたので全くその状況を把握していなかったのですが。娘、考えた結果、髪をハサミで切る。

私に「取れなかったから切ったわ」と報告にきたその手には、しっかりと髪の毛が握られていました。

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えええーーせっかく前髪伸ばしてたのにーーー(私の意向で)

オデコ出すの似合うのにーーー(私の好み)

と、私的にはガックシな出来事でした。「あっそう・・・」としか言えなかった。

 

しかしこの話を2人の子アリ友達にしたところ、2人とも「考える力があって良い!!」と褒めてくれたのです。

ま、まじか!!

・・・まあでもよく考えてみたら私に助けを求めるでもなく、取れないわ~どうしよっかな~と考えた結果のバッサリカットであるなら褒めるに値するかもしれないと思い、取って付けたように「この間の件はスバラシかったね」と言っておきました。

人間は考える葦である

でも自分で考えて行動する力ってすごく大事ですよね。考えるということは主体的に生きると同義ですから。

よく、これからの時代は言われたことが出来るだけじゃダメだ!とか、考えない奴は機械に仕事とられる!とか「社会人として困るぞ」ベースで言われますが、それ以前に人生の豊かさが全然違ってくると思います。あと想像力あふれる豊かな子供時代を過ごせるかどうかも。

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考える力がないまま育つと、何となく周りに流されて生きてきましたァ~ってなことになるんだろうな。

しかも何かあったときには「こうやって育てられてきたから思考力がつかなかったんだ・・・」みたいな責任転嫁をするんだろうな。はい、分かります。私がそういう傾向あったので(残念)。

 

そんなわけで、子供にはぜひとも考える力をつけてほしいところなのですが、子供にこう言われたときはこう返すべし!とか、○○メソッドに基づいてやらなきゃいけない、とか思うと一気にハードルが高くなりますよね。忙しくてそんなことできないし。

なので逆に、やらないべきことを意識したほうが簡単です。何かを始めるのではなくやめるので、とっつきやすいし断捨離的気持ち良さがあります。

子どもの思考力を伸ばすために「やらない」べきこと

では何をやらないべきかというと・・・

 

 

 

ズバリ

手をかけすぎること

です。

私も意識しないとついついやってしまうのですが、手をかけすぎることで思考力は奪われます。

園や学校で不自由しないようにあれもこれもと準備してあげるとか、気候にあった着替えを毎朝キチンと用意するとか、細かいことを言えば、汗をかいてたらすぐ拭いてあげる・鼻が垂れてたらすぐ拭いてあげるといったことも。

 

もちろん喋れないうちは気にかけてあげないといけませんが、年少さんにもなれば自分で服を選んで着ればいいし(ただし季節感とか大いに失敗するw)、汗かいて気持ち悪かったらタオルちょうだいと言えばいいと思うんですよね。

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何でもやってあげると、人は自分で考えることをサボりはじめます。果ては考えろと言われても考え方すらわからないという恐ろしいことに。

たいそうなことを考えさせる必要はないです。日常の小さなことを考えてもらうんです。しかも最終的には親にとってもそっちのほうが楽。

あとは、失敗すると分かっていることも見逃す・見ないふりをすることも大事です。

例えば子どもが「この紙を切ってハートの形を作りたい!」と意気込んでハサミを入れ始めたとします。その様子を親が見てると、

ああぁ~~ここ切っちゃったら失敗する!絶対失敗する!それで癇癪起こす!!

という感じでパターンが読めるときがあるんですよね。だから、失敗しないように「こっちを切ったほうがいいよ」とアドバイスしてあげたくなっちゃうんです。

これもグッと我慢。

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教えてあげて失敗せずにできたら、子どもはうまくできた~!と満足して喜ぶかもしれないけど、結局自分の力でできるようになっていないし、「失敗してしまった」「悔しい」「じゃあどうすればいい?どうしたらうまくいく?」を考えられないんですよね。

すごく勿体ないんです。
かくいう私もこのアドバイスという名の余計な口出しをやりがちなので気をつけたいところです。

危ないこと以外は、子どもが助けを求めるまで見守って考える力を伸ばす!

以上「やらない力」のススメでした。

子どものプライド

私は記憶力にはかなりの自信があるのですが、どういうわけか子どもの園の持ち物なんかをすぐに忘れてしまうんですよね~。仕事のほうに記憶容量をめいっぱい使ってしまっているからでは?わたし仕事やめたほうがいいかな?と都合のよい分析しているのですが。

こんな調子なのでいつも当日の朝や園についてからハッとする・・・そんなことを続けていたら逆に娘がしっかりし始めました(笑)

こいつには任せておけないと思っているんでしょうね。。

それで娘は積極的に自分の支度をやっているんですが、この間保育園に送った朝のこと。

娘がハンカチを忘れたことに気付いて落ち込んでいて、先生もどうしたのかな?という顔をされていたので、私が「ハンカチ忘れて落ち込んでるみたいですぅ~」と言ったら、娘めちゃめちゃ怒りました。
ハンカチ忘れて落ち込んでるなんて、カッコ悪くて知られたくなかったみたいです(汗)

「早く行って!!」と教室を追い出され、帰りも「ああいうことは先生に言わなくていい」と釘をさされました。

5歳でもしっかりプライドがあるんですよね。“私の子ども”ではなく、1人の人間として扱わなければいけないと思うとともに、自分が若者の繊細な気持ちが分からないオバサンになってしまった気がしました(T_T)

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最後に

最近2歳の息子が、大人の手助けを拒否するときに「自分っ!自分っっ!!!」と言うのですが、娘もこの月齢のころまったく同じだったことを思い出しました。

娘の場合は「自分でっ!自分でっっ!!」でしたがw

人はたぶん本来、自分の力でいろいろなことをやりたいと思う生き物なんですよね。

きっと特別なことをしなくても、手助けは最小限にしてちゃんと見守ってあげることでグングン自立していくものなのかなぁと思います。

《おわり》